誰でも好きなことはあると思うのですが、ずっと好きでいるにはかなりの努力が必要です。好きが停滞する時があれば、一瞬だけ嫌いになる瞬間もあるかもしれないし、離れて無関心になることもあります。
例えば、自分が今運営しているこのブログは、書くことが好きで始めたものです。でも、ただ好きなだけだとすぐにネタ切れになってしまい、書くことが嫌いになってしまうことに気づきました。「あ、やばい嫌いになりそう」という感覚を覚えた時のショックは今でもはっきりと覚えています。
そこから「好きになる努力」を続け、今は初めての記事を書いた時よりはるかに書くことが好きになっています。よりおもしろく、楽しい記事を書いて、喜んでもらえたら。そんな気持ちが強くなりました。
はたして好きになる努力とはどういうものなのか?今日はそれを書いてみようと思います。
目次
本当に好きなのか自問自答する
最初に、「そもそも、自分は本当にそれが好きなのか?」という根源的な問いに対して、自問自答を繰り返します。対象は書くことでも、スポーツ観戦でも、恋愛でも何でも構いません。
書くことであれば、「本当に書きたいのか?」「書くことで何をしたいのか?」「人に読んでもらいたいのか?」「ブログである必要はあるのか?」「紙に書くだけで満足するんじゃないのか?」…などなど、自分で自分を試すような質問を繰り返します。そして、1つ1つの質問に対して納得のいく答えを考えるのです。
ここで、回答内容が「そうかもしれない」みたいな曖昧なものしか出てこなかったら、本当は好きではないと判断して良いでしょう。今は好きかもしれませんが、本格的に取り組むと次第に面倒になって、離れていくことになると思います。
逆に、1つ1つ嘘偽りなく回答できるものは、ずっと好きでいられる可能性を持っています。それは仕事になるかもしれないし、夢を叶えてくれるかもしれません。
はっきりとした「好き」が見つかったら、次のステップに進みましょう。面倒な作業ですが、ここをサボらなければ将来的に自分に大きな利益をもたらしてくれるはずです。
「飽き」の対策を立てる
次に、好きなことを続けた時に必ず起きる「飽き」への対策を考えます。
ラーメン好きであれば、ラーメンに飽きた時にどうするか?サッカー観戦好きであれば、スタジアムに足を運ぶのが面倒になってきた時にどうするか?といった感じで、「どんな形で飽きるか?」をシミュレートして、対策を考えるのです。
自分の経験から言うと、飽きは人を間に挟むことで解消できることが多いです。前者は自分が好きなラーメン屋に友達を誘って行く。後者は気になっていた異性を思い切って誘ってみる。つまり、自分の好きなことを第三者の視点から見たらどうなるか?という情報を加えて、新鮮さを取り戻すのです。
このブログは、知り合いに見せて感想をもらったり、Google Analyticsを使って人気のある記事と自分がおもしろいと思っている記事のギャップを埋めたりしながら、書くことに飽きないようにしています。
飽きないように、というとなんか後ろ向きに聞こえてしまうのですが、ただ好きなだけで突っ走ってすぐに飽きて終了。なんてことが続くと時間だけが過ぎていくので、
習慣を身につける道筋を作る
好きなことがはっきりした、飽きへの対策も脳内シミュレートできた。そこまでできたら、最後は習慣付けるための道筋を作ります。この記事内では、習慣とは「毎日好きに触れること」と定義させてもらいます。
書くことが好きだったら、毎日1記事ブログを更新する習慣を身につける。ラーメンが好きだったら、毎日1杯はラーメンを食べる。そんな感じで、無理なく毎日できる習慣を身につける方法を考えましょう。
トイレに行く、ご飯を食べる。それくらいのレベルにまで落とし込むことができれば、あとは心配ないでしょう。飽きっぽい人は、時には1日空くだけで気持ち悪くなるくらいまで追い込むことも必要かもしれません。
「本気の好き」に到達するには努力が不可欠
以上が、今自分が実践している「好きになる努力」です。
実践してみてわかったことは、毎日何回もブログを更新している人や、毎日ではないにせよ毎回アクセスが殺到する記事を書いている人は、好きなことを突き詰めているなぁということ。読書好きの人の書評は思わず買ってしまいそうになりますし、スポーツ好きの人が書く観戦記は、まるでその場にいたような気分になります。
しかも、ただブログを書いているだけでなく、新しい情報もどんどん集めているんですよね。読書好きのブロガーのTwitterを見たら、新刊情報やKindleのセール情報を誰よりも早く見つけていたり、読んだ本をツイートしていたり。そんな姿を見ていると、「本気の好き」に到達するには、並々ならぬ努力が不可欠なのだと思い知らされます。
果たして、自分の好きはどこまでレベルが上がるのか?これからもインプット、アウトプットを通じて努力し続けていきたいと考えています。