正直、ステマ記事しかないサイトだと思ってました。
本日10月8日、株式会社ソシオコーポレーションは自社が運営するロケットニュース24にて「当社メディアにおける不正な広告記事についてのお詫び」という記事を掲載しました。
本件広告記事は、弊社従業員が弊社に無断で販売し、私的な利益を得ていた不正なもので、弊社が販売する正規の広告記事とは異なります。現時点では、2014年頃から販売されていたことが判明しております。
– 当社メディアにおける不正な広告記事についてのお詫び | ロケットニュース24
よくある「社員が悪くてウチは悪くありません」論法ですね。画像で謝罪しない辺りはネット廃人が多い会社ならではの潔さを感じます。
サイトの目立つ所に記事へのリンクを張りつつも、ジャンルをニュースにしてランキングに載せない工夫をしているところも慣れてるなぁと思いました。
で、無断ステマした記事ってどれよ?
記事を読んだ時、ロケットニュース24は迷惑メールシリーズ以外全部ステマだと思って読んでいたので特に驚きませんでした。「あぁ、ロケットニュースね、うん」といった感じです。
しかし、一つ気になっていることがあります。この記事を書いている時点で、問題となった記事が消された形跡がないことです。何度かリロードして2014年の記事数を眺めていますが、全く変化がありません。
ロケットニュース24はネットの酸いも甘いも知り尽くしているので、この手の炎上は「無断ステマが判明した記事を削除し、ライター名を公表して謝罪させ、ネットの反応次第ではライターを尻尾切りでサイトを存続させる」が常套手段と知っているはずです。しかし、今のところその様子がないのが気になっています。
記事を消せないのは、無断ステマをした従業員がエースライターだから?
無断ステマ該当記事の公表と削除対応が遅い理由は、記事を削除すると書いたライターが特定されるからでしょう。ロケットニュース24は基本記事を書いたライターが明記されているので、消せば書いた人がすぐにバレます。すでに全記事のタイトルとライター名を保存している人がいるはずなので、削除され次第「あいつだー!」と即特定されるでしょう。
果たして私的な利益を得ていた従業員とは誰なのか。ちょっとだけ関わっていた人だったら簡単に尻尾切りできると思うのですが、直接オファーをもらうくらいなのでエース格のライターなのではないかと私は予想しています。
エースを失うとメディアの質は一気に落ちるので、責任者は今ごろかなり悩んでいるのではないでしょうか。ロケットニュース24の運命やいかに!?