「ブログからの年収300万を目指す」という大それた目標を立てて2014年に始まった年収300万ライフ。なんと1年で300万を超えてしまいました。
5年、10年で達成できればいいなと思っていたのですが予想していた以上のペースで収入が増え、今はブログ外の仕事で手一杯でブログが更新できないという体たらくです。最近は法人化も視野に入れないといけないな…と、嬉しい悩みが尽きない日々です。
しかし、この記事を見ている方は間違いなく気づいていると思うのですがこのブログ、世の中で言われているプロブロガー(ブログからの収入だけで過ごす人)の方々と比較すると記事の数も質も劣っています。というか「こんなブログで年収300万いくなら自分でもできるわ」と言われるレベル。今年なんて3月から全く更新していませんからね…
ちょっと忙しさが落ち着いてきたので、こんな低レベルなブログ経由でどうやって300万も稼いだのか?について、未来の自分が稼ぎ方を忘れないようにまとめておこうと思います。「私もそんなに更新しないブログから利益出したい!」と思っている方は、すんごいちょっとだけ参考にしてみてください(なると思えないけど)。
目次
1:ブログの作りは手を抜かない
このブログ経由の最初の稼ぎは、当たり前ですがGoogle Adsenseからのものでした。最初は月数百円からでしたが、徐々に飲み会代、温泉代といった感じで増えていき、今でも毎月振り込まれる程度の利益をたたき出しています。
で、どんな記事に載っている広告がクリックされやすいのかを調べていったところ、検索エンジン経由からのアクセスしてきた人のクリック率が高く、Twitterをはじめとしたソーシャルメディア経由のアクセスは低いことがわかりました。
「ということは、SEOをきっちりやれば儲かるブログを作れるぞ」とちょっとテンションが上がり、最初適当に作っていたテンプレートを内部対策バッチリのものにリニューアルしました。私はもともとSEOのコンサルティング会社で毎日終電近くまでガッツリ働いていて、結果も出していたので自信があったのです。
リニューアル後は予想していた以上に各記事の検索順位が上がり、広告収入も増えていきました。バズる記事より参考になる記事を書くことを心がけるようにもなったので、Googleからの評価も徐々に上がっていったことがアクセス増、収入増につながったのではないかなと考えています。
2:問い合わせには秒速で返信する
SEOを真面目にやることで収入は確かに増えましたが、もちろんこれだけではブログから年収300万を得ることは不可能です。月1桁万円の利益では12ヶ月でせいぜい20万くらい。目標金額に100万単位で足りません。
ブログからの年収を一気に増やしてくれたのは、とある会社からの問い合わせでした。私のブログをたまたま検索経由で見に来てくれた担当者の方から届いた「内部対策がとてもしっかりしたブログですね。SEOに詳しいのですか?」という1通の問い合わせメールが、私の人生を大きく変えることになります。
私は「もともとSEOのコンサルティングをやっていたので、自分が考える理想の内部SEOを施してサイトを作りました。なので褒めていただけたことはとても嬉しいです。ありがとうございます」と返信しました。
そしたら、こんなメールが返ってきました。
「いま新しいオウンドメディアを立ち上げようと思っていて、内部SEOに詳しい人を探していました。ぜひご協力いただけませんか」
正直、かなり戸惑いました。
それなりに記事を書いていてはいましたが、開設から1年も経たない新米ブログがそんなオファーを受けていいものなのか。そしてこの担当者さんのメールの署名を見ると、結構大きな企業で働いていらっしゃいます。
メールを見てから15分ほど悩んだのですが、とりあえず話だけは聞いておこうと思い「ぜひお引き受けしたいのですが、細かい内容がわからないのでお話を聞かせてください」と返信し、後日顔合わせを兼ねた打ち合わせに向かいました。
3:何かを犠牲にしてでもチャンスはつかむ
担当者の方はとてもいい方で、社内に内部SEOに詳しい人がいなかったこと、そして今まで外注していたSEO業者が思うような結果を出していなかったので、そろそろ違う企業、もしくはフリーランサーを探してみようか、と話していたところだったそうです。そこにたまたま自分のブログを見つけたそうで、今思うと本当に運が良かったのだなと思います。
ただ、打ち合わせの席で知らされた仕事の内容は、どう考えても「片手間でできるものじゃないな」と思えるボリュームでした。なので、このブログの更新を一旦ストップしてでもやりきろうと決意し、引き受けました。このブログを4ヶ月ほど更新できてなかったのはそのためです。
正直なところアクセスも収入も増えてきたブログをいったん手放すことは結構なリスクでした。ただ、結果として休止期間を補って余りある収入が手に入ったし、ローンチ後の定期的なコンサルティング契約を結ぶこともできました。いまではブログの更新を犠牲にしてでもチャンスを掴んでよかったなと思っています。
4:わからないことは素直にわかる人に聞く
今回の年収300万達成までのプロセスの中で、私は多くの人の助けを借りました。
私は内部SEOには自信があるのでどこにどのタグを割り当てるかとか、title/metaはどうするかといった指示書は作れました。しかし、今回は大掛かりなサイトでシステムががっつり入ってきたので、「仕様上これはできそうにない」という反発を開発の方々から受けることが多く、理想の内部SEOができないのではないかと頭を悩ませる機会が多々ありました。
ただ、結果を出すためには簡単に折れるわけには行きませんでした。プログラミングに詳しい友人周りに「ここがこういう理由でできないと言っているんだけど、本当にそうなのか?」と聞いてまわり、「こうすればいけるよ」という情報をかき集めました。そしてその話を持って行き、文句を言われながらも実装してもらいました。
私はプログラミング技術が飛び抜けて高いわけではないので、反発を受けた時に「仕様だから仕方ないか」と放置しておくことはできました。しかし、わからないままで放置することは気持ちが悪かったので、詳しい人に聞いて回ったのです。
聞いた結果、本当にできないのならそれはそれでいいのです。ただ、わからないことをわからないまま放置するのは仕事を放棄していることと同意。わからないならわかる人に素直に聞いてはっきりさせる。今回の仕事はその1プロセスを面倒臭がらずにやりきったことも評価されました(ぶっちゃけ何度もやめようと思いましたがw)。
5:仕事道具への投資は怠らない
最後はおまけみたいなものですが、私は仕事道具への投資を怠ったことがありません。それも今回の仕事を得ることに多少は役立ったんじゃないかな、と考えています。
私は基本的に、仕事道具は常にアップデートするようにしています。家のWindowsマシンは使いづらいですが8にしていますし、Macbookも最近airからForce touch搭載のProに変えました。そして携帯はiPhone 6 PlusとNexus 6を両方ともSimフリーで運用しています。Windows 10にはもちろんアップデートしますし、iPhoneは今年9月に新しいのが出るという噂があるので、発売されたら買うつもりです。
で、これがどう仕事に結びついたかというと、たまたま今回の仕事の顔合わせの時に担当者の方がガジェット好きだったんです。もちろんあんまり興味が無い方もいたのですが、常に最新のものを手に入れていることは「ちゃんと稼いでいるんだな」という証明にもなりますし、業界内のトレンドを追っている人だと印象付けることもできます。今回は内部SEOを評価されてのオファーでしたが、最新のものを持っていることも受注につながったんじゃないかなと(勝手に)予想しています。
仕事道具を新しくすると自然と仕事にも身が入るので、私は投資をおすすめしています。別に携帯を新しくしろと言っているわけではなく、打ち合わせの時に使うメモ帳を100円ショップのものからちょっといいものに変えるとか、その程度もいいのです。
仕事に対する姿勢をアピールできるものをアップデートするだけで、第一印象、その後の印象は大きく変わると私は考えています。
6:まとめ
長々と書いてきましたが、総括すると運が良かったの一言です。ただ、運を引き寄せるための積み重ねは間違いなく続けていました。
このブログを始めるにあたって、ブログ経由の年収300万を目指すには今までの自分の習慣をすべて変える必要があるとは思っていました。夜型を朝方にするとか、巡回するサイトを変えるとか、Twitterでフォローする人を変えるといった細かい習慣の変更と継続を繰り返してきたことが、今回のような結果につながったのではないかと考えています。
そして、「チャンスだと思ったら、過去の積み重ねとか今までうまくいってきた習慣とか、そういう成功体験みたいなものを一度全部捨て去ることも大事」と感じました。ブログの更新を意地でも続けようとしていたら、きっと依頼された仕事はうまくいっていなかったと思います。ブログの更新を止めないと絶対できない量の仕事をオファーされたことは、ある意味運が良かったのかもしれません。
さて、最初の目標だったブログ経由の年収300万は1年弱で達成出来ました。次はこれを継続することが目標となります。しばらく休んだあとに来年以降の計画を立てて、新しい積み重ねを続けていきたいと思います。
最後に、私が仕事をするにあたって常に参考にしている本をご紹介します。習慣を変える、考え方を変える、行動を変える、あらゆる面で役に立つ永遠の定番「人を動かす」です。
創元社
売り上げランキング: 97
世の中で言われている自己啓発本の全てはこの本に影響を受けていると言っても過言ではないくらいの名著です。もし今の習慣を変えてみたいと思っている方がいたら、ぜひ読んでみてください。
今すぐ読みたい!という方にはKindle版もあります。