頭が良くて仕事ができるように見えるけど、結果を出せない人が持つ4つの習慣

できるように見える、けれど

頭が良くて仕事もできるんだけど、なぜか結果を出せない人、周りにいないでしょうか。もしくは、あなた自身が今まさにそんな状態に陥っていないでしょうか。

問題点をすぐに見つけることができるし、一つ一つの発言に説得力があるし、仕事の効率化もうまいし、情報収集も早い…理想的なビジネスマン像に見えますが、実はそんな人ほど結果を出せません。

なぜ結果を出せないのか?それは彼らが持つ4つの習慣にあります。結果が出なくて悩んでいる頭が良い方、この記事をぜひ参考にしてみてください。

目次

1:簡単にできる仕事しかやらない

頭が良い人は各仕事の優先順位、難易度を正確に把握できます。なので、楽をするために簡単な仕事だけ選ぶ傾向があります。

簡単にできる仕事しかやらないということは、挑戦しないということ。仕事で結果を出すためにはしかるべきタイミングでの挑戦が不可欠ですが、彼らはそれをしないのです。

また、挑戦しないと成長もしません。ギリギリできそうなことすらやらないで毎日を過ごすと、結果に繋がる仕事を遂行する力がどんどん弱くなっていくでしょう。

2:中途半端なところでわかったつもりになる

頭が良い人は理解力が高いのですが、それが足を引っ張ることも。極端な例ですが、「塩は甘い」と結論を出すと、それ以上考えなくなる傾向があるのです。

もうちょっと粘って調べたり考えたり、時に実戦すれば「塩はしょっぱい」という結論に辿り着けるのですが、彼らはそれをしません。「塩は甘くないよ」と指摘したとしても「いや、それは違う」と反論して聞く耳を持たないでしょう。

仕事においては「本当にこれでいいのか?」と検証を繰り返すことが良い結果につながります。また、今日正解であることが明日以降も正解であり続ける保証はありません。それを把握せず、わかったつもりになったことを積み重ねて放置すると、正しいと思ったことが間違っていたという事実が目の前に来た時、軌道修正することが困難になってくるはずです。

3:あらゆることを過小評価しすぎる

「周りがバカに見える病」というと言い過ぎかもしれませんが、頭が良い人は自分以外の人、モノ、仕事などなど、あらゆることを過小評価しすぎるきらいがあります。

過小評価は、「こんなはずじゃなかった」につながります。自分より格下だと思って上から目線で話していた人が実は偉い人だったとか、楽勝だと思って安請け合いした仕事が実は自分の手に負えないレベルだったとか、リカバリーが困難な事態を招くことになるのです。

4:失敗と向き合わない(プライドが高い)

頭が良い人は自分が何かをする時は成功しか想定しないクセがあります。そのため、失敗を受け止める準備ができていません。

失敗した場合、彼らは失敗をなかったことにします。失敗した理由をちょっと時間をかけて調べれば成功につながったはずだったとしても、彼らにとっては失敗自体をなくすことが最優先事項なのです。

なぜそこまでして失敗をなかったことにしたいのか?これはプライドが高いからです。高いプライドは、存在しない「周りの視線・評価」を生み出します。本当は誰も気にしていない失敗だったとしても「失敗があったことを知られたら、頭が良いという周りの評価を失うかもしれない」と自意識過剰な思考に陥ってしまうのです。

「失敗は成功の母」という諺があるように、失敗をきっぱりと認め、次に繋げるための方法を考え続けることは自身の成長につながります。しかし、頭が良い人は失敗を消すことにより、成長の機会を捨ててしまうのです。

まとめ

頭が良いこと、仕事ができること、どちらも大事なことです。世の中にはどちらにも当てはまらない人がたくさんいるので、社会の中で優位性を持っていることは間違いありません。

しかし、それが結果につながるかどうかは別のこと。いくら才能にあふれていたとしても、使い道を知らなければ宝の持ち腐れで終わってしまいます。とてももったいないことです。

もし、この記事の中に「あ、もしかしたら」と思い当たるところがあった方は、少しずつ意識を変えて、習慣を変えていきましょう。友人に似たような人がいれば、この記事を見せてあげてください。きっとなにか思うところがあるはずです。

長い時間をかけて作り上げた習慣は一朝一夕で変えられるものではないので、焦らずに変えていきましょう。小さい挑戦を積み重ね、小さい結果を出していきつつ自信を深め、自分の才能を最大限発揮できるように持っていければ理想です。

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