私は努力をすることは好きですが、無駄な努力は絶対にしたくない人間です。やっても意味のないことに時間を費やすほど暇ではないですし、そんな時間があれば自分に役に立つことに使いたいです。
こういう話をすると、「世の中には無駄な努力なんてない!」と怒る人が出てくるのですが、世の中に無駄な努力はあります。断言してもいいです。あるんです。
目次
無駄な努力とはなにか?
私は「無駄な努力とはなんだ?」と聞かれたら、結果が出ないことが明確な努力のことだと答えます。
例えば、40を過ぎたオジサンに「俺はプロサッカー選手になるために、深夜コンビニでバイトしつつ毎日5時間練習しているんだ」と言われたとしましょう。加えて、毎日の練習内容が壁に向かってシュートを打ち続けるだけだったら、「無駄な努力はない、きっとプロになれるよ!」と応援できるでしょうか。私はできません。もし応援する人がいたとしたら、その人は無責任だと思います。
「プロになれなかったとしても、その努力はいつか報われるんだ!」という意見を採用してみましょう。毎日5時間、時に睡眠時間を削ってでも練習をすることによって、いったいどういった形で報われるのか。考えられることは、体力勝負の職場に採用されやすくなることくらいでしょうか。もしくは、そのままコンビニに勤め続けてバイトリーダーになるとか。正直、その5時間を他のこと、例えば副業や転職するための勉強に使えば、そっちの努力の方が報われるはずです。
これは極端な例と思われるかもしれませんが、周りを見渡してみると似たような人はたくさんいます。戦略性に欠け、間違った方向に進んでいることに気づかない人がする努力は、無駄なのです。
無駄な努力を無くす方法
では、無駄な努力を無くし、報われる努力をするにはどうしたらいいのか?これは非常に単純で、今している努力が無駄かどうかを徹底的に調べて、無駄だと判断したらすっぱり諦めてしまえばいいだけです。
無駄な努力をしているのかどうかを判断する基準はたくさんあります。最初に、自分が努力していることを取り巻く様々な要素を本気で洗い出しましょう。今の市場の動向、自分の年齢、スキル、人脈、職歴、好きなこと嫌いなこと、得意なこと苦手なこと…何日かけてもいいので、過不足なく、色眼鏡を外して洗い出してください。そして、ダメそうだったらやめてしまえばいいのです。
勇気を出して諦めよう!
…と、簡単に「諦めちゃえよ」書いてしまいましたが、一度始めたことをやめるのは勇気がいることです。「もうちょっとやればいけるんじゃないか」「ここまでやったのにもったいない」と躊躇してしまう人がほとんどでしょう。
しかし、これは避けて通れない道。無駄な努力を報われる努力にするには、今やっている努力を諦めることが必要なのです。怖いでしょうが、無駄なことをし続けた先にろくな未来はありません。中途半端に続けたりすることなく、ゼロにしてしまいましょう。
あなたが無駄な努力を諦めた時、報われる努力は始まるのです。
余談
諦めるときには、友人の手を借りるのもオススメです。最初のプロサッカー選手を目指している人の例でいくと、友人にサッカーボールを預けるとか、目の前で捨ててもらうとか。一人ではどうしても決断できない時は、誰かに諦めさせてもらいましょう。