先日、取引先のエースのデザイナーさんと忘年会で話をする機会がありました。売れるデザインの話で盛り上がり、近々制作予定の新しいメディアに反映させていきたいと考えています。
他にも色々と話をして気づきを得ることができたのですが、一番役に立ったのが漫画喫茶の活用法。月2、3回通って雑誌を読み漁り、デザインのヒントを得ているのだそうです。
目次
男性向け雑誌は商品の見せ方の参考になる
男性向け雑誌は家電や時計など、商品紹介を中心にした雑誌をよく読むそうです。
理由は、商品の見せ方が参考になるから。写真やキャッチコピーの挿入位置、強調すべき特徴などなど、それぞれのページに見せ方、売り方のヒントが散りばめられているとのこと。そこで得た知識を日々のデザインに活かしているのだそうです。
女性向け雑誌はストーリー作りの参考になる
一方で、女性向け雑誌はファッション誌を中心に読むそうです。女性向けの雑誌は商品のメリットより、買うことで自分が周りにどう見られるかを中心に紹介されているので、ストーリー作りの参考になるとのこと。また、ここで紹介しているデザイナーさんは男性なので、女性の好みを把握するためにも男性向け雑誌より優先してたくさん読むそうです。
ちなみに、ここで言うストーリーとは、「これを買ったら、こう使って、友達に自慢して…」といった、購入前後のライフスタイルの変化のこと。商品の特徴を強調せずに購買意欲をかきたてるデザインのヒントを得るために女性向け雑誌はとても役立つそうです。
売れるデザインは雑誌が教えてくれる
男性向け、女性向け問わず、雑誌は「ここに載せると商品が売れる」という評判を得て広告を得るためのメディアなので、売るためのデザイン、ストーリー作りのノウハウが大量に蓄積されています。そのノウハウを数百円で購入できることを考えると、雑誌は非常にコスパの高い参考書です。ただ、毎週、毎月買うとさすがに財布に響いてくるので、デザイナーさんは雑誌が充実している漫画喫茶に行ってまとめ読みをするわけです。
行く時には読みたい雑誌の最新号が出る日を先に調べておくといいですね。