iOS7のSafariが持つ誤タップ防止機能が、オーバーレイ広告を殺す?

オーバーレイ広告

スマホでサイトを見ている時に下に出てくるオーバーレイ広告。スクロールしている間にうっかりタップしてしまう位置にあり、クリック率が自然と高くなることからあちこちのサイトで導入されています(このブログでは私が大嫌いなので導入していません)。

しかし、iPhoneユーザーが増えていくに従ってオーバーレイ広告はゆるやかに死を迎え、消えるかもしれません。なぜなら、iOS7のSafariはオーバーレイ広告を意識したような作りになっているからです。

スポンサードリンク

iOS7のSafariが持つ誤タップ防止(?)機能

誤タップ防止機能

例えばこんな感じで、いかにもな感じで下にへばりついた広告(赤枠部分)が出てきているとしましょう。

iOS7のSafariでこれをわざとタップしようとすると…

 

誤タップ防止機能2

なんと広告はタップされず、このようにメニューバーが下からニュッと現れる仕組みになっています。
※もう一度広告をタップするとリンク先に飛びます。

今までiPhoneでブラウジングをしていた時、何度か「ん?なんでこのタイミングでメニューバー出てくるんだ?」と疑問を持つことがあったのですが、下端をタップすると出るようになっていたんですね。

iPhoneがオーバーレイ広告を駆逐する?

こんな感じで、狙っているのかどうかは不明ですがiOS7のSafariはオーバーレイ広告の誤タップを防ぐようになっています。なので、iOS7搭載端末を使っているユーザーのクリック率は間違いなく低いでしょう。日本はiPhone天国なので、すでに収益に影響が出ているメディアは多いのではないでしょうか。

個人的に、オーバーレイ広告は読み込みスピードは落ちるし、動きが気になって記事に集中できないので、早く廃れて欲しいと考えています。無料アプリとかだったら他に収益を得る手段が少ないので仕方がないなと思いますが、ブログとかは違う位置に広告を貼れるところはいくらでもあるわけで。この誤タップ防止機能の実装をきっかけに、オーバーレイ広告について考え直す人が増えたらいいなと。

残念ながらAndroidのChromeにはこの手の誤タップ防止機能がないのですが、早く実装してほしいですね。

関連記事

ウェブメディア運営のコツ

「あとから読む」の定番Pocketボタンを設置しました!

本日より、このブログにPocketボタンを設置しました!気になっているけど時間がなくて読めない記事、参考にするために保存しておきたい記事などなど、後から読みたい記事はどんどん保存しちゃってください! Pocketってなに? Pocketは、以前「ReadItLater...

ウェブメディア運営のコツ

ちょっとした革命?会員登録なしでGetty Imagesの写真が無料で埋め込みできるようになったので早速試してみた

マスメディアをはじめとしたプロ向けに写真を提供してきたGetty Images(ゲッティ・イメージズ)が写真の埋め込み機能の提供をはじめました。サイズが変更できないことやコピーライトの表記必須といったの制約はあるものの、今まで高いライセンス料を払わないと使えなかった写真が...

HTML・CSS講座

floatで並べたliタグ内の項目を中央寄せ(センタリング)する方法

フッターのメニューやページャなど、リンクを並べている箇所は通常liタグでコーディングすると思います。pタグとかで適当に並べてもいいのですが、SEOの関係で今はほぼ全てのサイトでliタグが採用されているはずです。 ただ、困るのがメニューを中央寄せにしたい時。単純にfl...

ウェブメディア運営のコツ

無料WordPressテーマ「Stinger」はそろそろ有料化した方が良いんじゃないか

SEOが施されているということで話題のWordpressテーマ「Stinger」。内部リンクの細やかさでは有料テーマの「賢威」に及ばないものの、アドセンスの配置、レスポンシブなど良くできているなぁと思います。 1つ思うことは、「そろそろこのテーマ有料化した方がいいん...

ウェブメディア運営のコツ

女子高生社長の椎木里佳さん、iOSアプリ「ミルピク(milkpic)」公式サイトのソースコードパクリ騒動で教科書に載るレベルの鮮やかな鎮火を見せる

Twitterのライムラインを眺めていたら、女子高生社長の椎木里佳さんが経営する会社がリリースした「ミルピク(milkpic)」というアプリの公式サイトが、こちらも同じくアプリの「Presso」の公式サイトのCSSをまるごとパクっている!という騒ぎを見かけました。 最近書籍...