増える駅員への暴力を減らすために、鉄道会社は「元暴力団組員(ヤメ暴)」を雇ってみてはどうか?

東洋経済オンラインを読んでいたら、こんな記事がありました。

「駅員への暴力」が増えている原因は何なのか

そういえば自分も現場に遭遇したことあるなぁと嫌な思い出が蘇ってしまったので、自分なりにどうやったら減らすことが出来るのかを考えてみました。

暴力行為は増加傾向

上記記事でも紹介されている「日本民営鉄道協会」のデータを見ると、駅員への暴力行為は確かに増え続けています。ここ5年ほどはずっと200件越えが続いており、あまり好ましい状況ではありません。

鉄道係員に対する暴力行為の件数

ただ、全国の鉄道会社の報告を合算した割には少ないなと思ったら、暴言はカウントされていないようです。

1社で複数の路線を持っている会社もあるので、肌感覚からすると随分少ない。その原因は、「暴言を吐いただけだとカウントされない」(民鉄協)ことに加え、「加盟各社から情報を吸い上げるにあたり、厳密な判断基準を明示しているわけではないので、微妙なケースは各社の判断次第」(同)。各社ごとに現場情報の収集程度や本部との共有の度合いにも差はあるだろう。

私が住んでいる東京だと、大きな遅延が発生した時は必ず駅員さんに暴言を吐いている人を見かけるので、暴言を追加したら1000件は軽く越えるのではないでしょうか。。

暴力行為の内容は?

暴力行為が具体的にどんなものなのかについては、これも「日本民営鉄道協会」のデータに記載されています。

契機:迷惑行為を注意して
車掌が車内巡視中、喫煙をしている酩酊状態の方に喫煙をご遠慮いただくよう丁重にお声掛けをしていたところ、「なんでいけないんだ」と激高して、突然胸を数回殴打され、さらに両手で強く胸を押され壁に背中と後頭部をぶつけ負傷した。

契機:その他(ご案内をして)
自動改札機に乗車券を投入するも入場できなかった方がいたため、窓口執務中の駅務係が乗車券を確認すると乗車券が折れていたためその旨説明した。しかし、電車に乗れなかったことに腹を立て、駅務係の左頬を叩いた。

出所:鉄道係員に対する暴力行為の件数・発生状況について (平成27年度上期/大手民鉄16社) | 民営鉄道協会からのお知らせ | 日本民営鉄道協会

なんというか、「器が小さい人たちだなぁ」と見ているこっちが恥ずかしくなってくる内容。出所のリンク先にはあと2件掲載されていますが、どちらもこれと同じくらいしょぼい理由で暴力行為に至っています。

暴力行為を減らすためにはどうすればいいのか?

駅員さんへの暴力行為は許されるものではありませんが、電車は公共の交通機関なので酩酊した人の入場を禁止するような措置は取れず、完全にゼロにするのは難しいところです。最近では「駅員への暴力は犯罪です!」みたいなポスターが張られている駅が増えましたが、効果は限定的なものでしょう。

「じゃあいったいどうしたらいいの?」と考えてみると、もうこれは駅員さん自身が暴力を振るわれない工夫をするしかありません。筋トレするなり格闘技を学ぶなりして、「この人に暴力を振るったら自分がどうなるかわからない」くらいのオーラを出せるようになればきっと暴力件数は減るはずです。

はい、わかっています。現実的な対策ではありません。いきなり筋トレさせようにも時間はないし、効果が出るのは数年後。「アホかお前は」という声があちこちから聞こえてきそうです、すみません。

では、すでに「暴力を振るう気すら起きない」オーラを纏っている人を雇うのはどうでしょうか?

いま、元暴力団員(ヤメ暴)が増えている

「なに言ってんだこいつ」と思っている方、まずはこちらのグラフをご覧ください。これは日本において暴力団組員と認識されている人の総数のグラフです。

暴力団構成員等の推移

ご覧いただくと分かる通り、2011年から勢い良く減っています。これは2011年10月までに全都道府県で施行された「暴力団排除条例」の影響です。この条例は一般人が暴力団関係者と会っていると認識されるだけでローンの審査に落ちたり部屋を借りられなくなったりするというかなり厳しいもので、施工後は毎年のように“廃業”する組が出ています。

まだ2015年のデータは出ていないのですが、このグラフの傾きを見るに、間違いなく5万人は割っているでしょう。となると、ここ5年で3万人近く元暴力団員(ヤメ暴)が増えたことになります。

鉄道会社は元暴力団員を駅員として雇ってみては?

3万人が辞めたということは、偏見があることを承知で言うと、おっかない人が3万人世の中に放たれたということになります。この人たちを鉄道会社が雇えば各駅が非常にアウトレイジな雰囲気になり、暴力行為が激減するだけでなく、整列乗車や駆け込み乗車も減ることでしょう。

客からナメられない駅員を配置することで、非暴力の世界を実現するのです。

元暴力団員を雇用するとメリットが得られる流れがきている

元暴力団という肩書きの人を雇うのは風評被害を考えるとリスキーに感じられますが、それを考慮してか福岡県が元暴力団員を雇うと奨励金を給付する制度を今年4月から始めるようです。

<暴力団離脱>元組員雇えば企業に福岡県から最高70万円 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

 暴力団離脱者の就労を支援するため、福岡県が元組員を雇った企業に最高約70万円の奨励金を給付する制度を4月から始めることが関係者への取材で分かった。県は来年度当初予算案に関連経費約1600万円を計上しており、公費で奨励金を賄うのは全国初。これまでも県警が就労先をあっせんするなどしてきたが、元組員を敬遠する雇用主は少なくないといい、新制度で就労先の拡大を狙う。

福岡は暴力団員が多い地域なので、この施策がうまくいくと同じく多くの暴力団員がいる大阪や東京も追随するのではないでしょうか。そうなると争奪戦になることは必死なので、いまのうちに雇っておくことで将来大きな利益を得られることになるかもしれません。

まとめ

私は10年以上東京に住んでいますが、駅員に暴言を吐いたり、掴みかかろうとしたりしている人を見なかった年はありません。見るたびに気分が悪くなりますし、二度と起きてほしくないなと思います。

これから春が来て、お花見シーズンに入り、多くの酔っぱらいが電車で移動することになります。駅員さんだけでなく乗客もトラブルに巻き込まれることが増えるでしょう。そんな時、良い悪いは別にしてトラブル解決の実績を多く積んだ元暴力団員が駅員としていたら、いままで大げんかになっていたはずの揉め事がびっくりするくらい早期解決できるかもしれません。

詐欺で捕まった人が詐欺師から身を守るためのアドバイスをする講演会をやるように、何度もトラブルに直面してきた人たちを駅のトラブル解決のために配置するのもありではないでしょうか。

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