20個以上のメディア運営に関わって気づいた、結果が出るオウンドメディアを作るための5ステップ

ownedmedia5step

私はこのブログを始めてから20個以上のオウンドメディア立ち上げ→軌道に乗せるまでのコンサルを行ってきました。うまくいったものもあれば撤退してしまったものもありますが、9割近くが「成功」と呼べる成果をあげています。

結果を出すと紹介、問い合わせも増え、最近は「うちもオウンドメディアを持っているんだが、うまくいっていない」「オウンドメディアを立ち上げたいんだが、どうすればいいのかわからない」と、具体的なものからざっくりしたものまで相談を受けるようになりました。ありがたいことです。

しかし、ちょっと数が増えすぎていて、個別に相談を受けきれなくなってきました。本当は1つ1つきっちりお返事したいのですが、そうすると仕事に支障が出てしまうので悩ましいところです。

お断りする回数が増えるのは心苦しいので、いままで溜めてきたノウハウをこの記事で公開することにしました。

題して「読まれるオウンドメディアを作るための5ステップ」。良い結果を出しているメディアは必ずこのステップを踏んでいます。

この記事が右も左も分からない状態でオウンドメディア立ち上げに関わることになってしまった方や、いままさに運営しているけどうまくいっていない方のお役に立てば幸いです。

「そのメディアで何をしたいのか?」を決める

オウンドメディアは運用からなにから全てを自分たちでコントロールできることがメリットです。

しかし、何でもできるがゆえに「とりあえず立ち上げろ!」と何も考えずに始めてしまうケースがたくさんあります。その結果、数記事更新した後に「誰にもシェアされないし、問い合わせも来ないじゃないか!」なメディアが出来上がってしまうのです。

世の中にある99%のオウンドメディアはこのように無計画に作られ、1年くらいやった後に閉鎖することになります。

では残りの1%に入るためにはどうしたらいいか?それは「オウンドメディアで何をしたいのか?」という問いに答えを出すことです。

自分たちは何の会社(組織)なのか?を改めて問いなおす

まず、自分たちは何をしている会社なのかを理解しましょう。

営業マンに売れ筋の商品を聞く、社長に創業時の想いやいまやろうとしていることをインタビューする、社外の人に「うちの会社ってどんな会社だと思います?」とヒアリングする…いろんな手法で会社の輪郭を形作っていきましょう。

会社のことを深く理解すると、どんなオウンドメディアを作るべきかが見えてくるはずです。

目標を設定する

次に、オウンドメディアの運営を通じて出したい結果を決めましょう。

オウンドメディアを作りたい会社さんが欲しがる結果でメジャーなものとしては

  • ・問い合わせ
  • ・広告収入
  • ・商品の購入

上記3つがあげられます。どの結果を求めるかによってサイトの作りも記事の内容も全く違ってくるので、ここは時間をかけて決めましょう。

実はこの目標値を決められていない会社さん、たくさんいらっしゃいます(いったい何のために立ち上げたのか理解に苦しみます…)。

「何を書くか?」をはっきりとさせる

会社を理解し、目標も決まったら「何を書くか?」をはっきりとさせましょう。要するにテーマを絞り込むということです。

例えば家電製品の通販をやっている会社だったら

  • ・社員による製品レビュー
  • ・ユーザーの感想の紹介
  • ・開発者へのインタビュー
  • ・ライフスタイルに合わせた家電の組み合わせの提案

といったテーマが考えられます。テーマが決まったら、カテゴリー分けして記事を増やしていきましょう。

大事なことは、自社と関係のないテーマは一切扱わないことです。これは徹底するようにしてください。

家電製品を扱っている会社のオウンドメディアに、急に芸能ゴシップの記事が増えたら「なんじゃこりゃ」となりますし、ブランディングにもつながりません。一貫性を持って記事を書き続け、リピーターを獲得するようにしてください。

編集長役を決める

成功しているオウンドメディアは間違いなく編集長役の社員がいます。紙でもウェブでもいいので、最低でも1つのメディアを責任をもって運営した経験がある人を編集長として迎え入れるといいでしょう。

編集長を決めたら、編集方針を徹底的に討論して決めてください。そして、最終的な掲載可否の判断は編集長に委ねるようにしましょう。「編集権の独立」までいくとちょっと大げさですが、スピード感を持って運営するためには編集長に権限をもたせることが大事です。

記事を書く時間を確保する

メディアの目的は決まった、編集長も決まったし書くテーマも決まった。ここまで来てもまだうまくいかない企業さんがいます。

いくら記事を更新しても誰にも読んでもらえない、シェアもされないし検索エンジンにも引っかからない、当然結果も出ないのでそのまま放置or閉鎖…実は失敗するオウンドメディアはこのパターンがすごく多いのです。

目標設定、人材確保もこなしたのになぜ結果が出ないか?その理由は、記事のクオリティを上げるための時間を確保していないからです。

「記事は空き時間で」は失敗の第一歩

オウンドメディア担当者の皆さん、「記事は空き時間で書いてね」と指示していないでしょうか?もしそうだったら、今日から考えを改めましょう。

よく考えてください。記事を書く社員さんのほとんどはライティング未経験者のはずです。きっと長文なんて夏休みの読書感想文くらいしか書いたことがないでしょう。そんな人が普段の仕事の合間にクオリティの高い記事を書けるか?答えは聞くまでもないでしょう。

結果を出したいのならば、記事を書く時間を業務時間に含めるようにしてください。「今日の午前中は記事を書くので、この会議は参加できません」と言っても問題ない決まりを作れればオッケーです。

記事作成を業務として扱うと、社員も「これは立派な仕事だ」とまじめに取り組むようになります。時間の確保は必須事項だと考えてください。

必ず毎日(定期)更新する

記事は毎日更新しましょう。なぜなら、あなたの会社の競合となるオウンドメディアはおそらく毎日更新しているからです。毎日更新する競合メディアを、暇ができた時だけ更新するメディアが追い抜けるかどうかを考えてください。間違いなく答えはノーでしょう。

ただ、最初はどうしてもリソースが確保できない時があると思います。そんな時は最低でも週に1、2回、決まった曜日に更新するようにしましょう。「毎週○曜日更新!」と銘打てば、「そういえば今日更新だったな」とサイトを継続的に訪れるユーザーを獲得できます。

必ず決まった時間に更新すると、自然とリピーターが増えます(もちろん記事の質も高くないといけませんが)。ファンの期待に応える運営を心がけましょう。

恥ずかしがらずに全力で宣伝する

最終ステップです。売れるメディアと売れないメディアの違いはここにあると断言してもいいくらい大事なステップです。

書いた記事は全力で宣伝しましょう。

最低でも制作に関わっているメンバーは、記事が更新されたら自分の持っているソーシャルメディアのアカウントで記事をシェアしましょう。シェアする時に「更新されました!いい記事なので読んでください!」みたいな推薦文も添えればさらに良しです。

実は、この宣伝でつまづく会社がたくさんいます。「会社のアカウントで更新情報だけ流し続けるのはダメなの?」「自分のプライベートアカウントでシェアするのは恥ずかしいからやりたくないんですけど…」と、様々な理由で宣伝を拒む人が出てきます。

で、最終的に宣伝をしない選択をした会社さんのメディアはどうなるか?結果を出せずに終わります。これはほぼ例外なしです。

宣伝しないメディアは誰にも読まれない

よく考えてみてください。ユーザーから反響を貰いたくて書いている記事を「宣伝したくない」って、おかしくないですか?私はおかしいと思います。

自分たちが宣伝したくないと思える記事を、ユーザーが宣伝してくれるでしょうか?私はしないでしょう。

書いてる本人が宣伝したくない記事が溢れるメディアは結果を出せません。結果を出したかったら、友達に「読んで!」と心の底から言える記事を書いて、恥ずかしがらずに拡散するようにしましょう。

まとめ

「結果が出るオウンドメディアを作るための5ステップ」、いかがだったでしょうか?初めて聞いたものもあれば、「そんなの当たり前だよ」と思いつつできていないものもあったと思います。また、いくつかすでに踏んだステップもあったことでしょう。

大事なことは、全てのステップを踏むことです。多少順番が前後してもいいので、この記事で記したステップを箇条書きにして、全て実践するようにしてください。そこからPDCAサイクルを回すことによって、あなたの会社のオウンドメディアは結果を出すようになるでしょう。

コンサル受付中

最後に宣伝です。私は現在オウンドメディアのコンサルティングを行っております。新規立ち上げ、すでに立ち上がっているものの改善、どちらも承っております。

コンサルをご依頼いただいているクライアント様には、この記事に記した5ステップを踏むためのアドバイスに加え

  • ・クリックされるタイトルの付け方
  • ・最後まで読んでもらえる文章の書き方
  • ・見込み客を顧客にするための方法
  • ・顧客情報の正しい取り扱い方
  • ・アクセス解析ツールの正しい使い方

などなど、オウンドメディアの効果を最大化するためのノウハウを提供しております。

オウンドメディアに関するお悩みをお持ちの方は、ぜひinfo@300man.bizまでご連絡ください。追って担当者より返信させていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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